2021.04.04

初日から好レース続出 新しい時代の幕開けを予感させる<第97回日本選手権水泳競技大会>

集中力を高める瀬戸 ©フォート・キシモト

2位の井狩は3位の本多と喜びを分かち合う ©フォート・キシモト

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派遣標準記録には届かなかったが、ベスト更新の二人 ©フォート・キシモト

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実力通りの泳ぎを見せる大橋 ©フォート・キシモト

最後の最後、逆転で2位をもぎとった谷川 ©フォート・キシモト

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派遣標準記録を突破してガッツポーズが飛び出した ©フォート・キシモト

瀬戸は終始安定したレース運びを見せた ©フォート・キシモト

[競泳]1日目
競泳日本一決定戦、第97回日本選手権水泳競技大会 競泳競技がいよいよ開幕。
1年間、溜めてきた思いを一気に吐き出すような力強い泳ぎが初日から飛び出した。

男子400m個人メドレーの決勝。この種目で東京五輪内定を手にしている瀬戸大也(TEAM DAIYA)は、安定した泳ぎを披露。バタフライのスプリットは本多灯(ATSC.YW/日本大学)に奪われるものの、背泳ぎでトップに立ち、そのままリードを広げるようにしてフィニッシュ。4分09秒02で優勝を果たした。
最後のクロールで追い上げを見えた本多を振り切り、4分11秒88で派遣標準記録を突破して2位に入ったのは、井狩裕貴(イトマン近大)。本多は4分13秒34の3位となった。

男子400m自由形では、中島涼(コナミスポーツ/明治大学)と黒川紫唯(イトマン富田林/近畿大学)の二人がレースを牽引。最後まで競り合いを見せた二人の戦いは、中島に軍配が上がった。3分47秒00で優勝したのが中島、黒川は3分47秒58の2位。二人とも大ベストの快泳だった。

女子400m個人メドレーは大橋悠依(イトマン東進)が実力通りの泳ぎを見せる。軽く、大きな泳ぎは健在。終始危なげないレース運びで4分35秒14で、派遣標準記録を突破して優勝。
熾烈だったのは2位争い。先行する清水咲子(ミキハウス)を、最後のクロールで若手の谷川亜華葉(イトマン/四条畷学園高校)が一気に追い上げていく。ラスト5m、谷川が清水に並びかけると一気に抜き去り、4分37秒90の派遣標準記録を突破しての2位に入った。清水も4分38秒11で派遣標準記録を突破しての3位と、この種目のレベルの高さを証明した。

この日は女子100mバタフライ、男子100m平泳ぎの準決勝が行われ、それぞれ8人の決勝進出者が決定。
男子100m平泳ぎでは、佐藤翔馬(東京SC/慶應義塾大学)が59秒18の日本学生新記録を樹立。トップで決勝進出を決めた。

リザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2021/S70701/index.htm

予選のライブ中継は日本水泳連盟公式YouTubeチャンネルから
https://www.youtube.com/channel/UClLyhI4E7BF3MmPREE9wMEg/featured

決勝はNHKで生中継
https://sports.nhk.or.jp/dream/japan-swimming/index.html