2021.06.21

男女10kmは野中と蝦名がそれぞれ初優勝を飾る 

女子3kmは森山が優勝

男子3kmは小林が優勝を果たす

女子5kmでは小嶋が制する

写真判定となった男子5kmは岩住が勝利

蝦名が女子10mを初制覇

写真判定にもつれ込んだ男子10kmでは野中が優勝を飾る

10km優勝の野中

蝦名は終始レースを牽引した

[OWS]
OWSオーシャンズカップ2021が、6月20日に千葉県・館山市北条海岸で開催された。

新型コロナウイルス感染拡大の影響、そして台風14号の影響で大会中止が続き、なんと2019年9に行われた第95回日本選手権以来となる国内大会となった。

今大会は5km、7.5km、10kmの3種目の予定だったが、午前中の悪天候のため海が荒れており、安全面を考慮した結果5kmを3kmに、7.5kmを5kmに短縮して行われることとなった。

男子3kmでは、小林陸(アクラブ調布)が「朝の時点で悪天候は予想できていたので、心構えをして臨みました」と、2位以下に1分以上の差をつけて、35分48秒2で優勝を果たす。2位は36分50秒1で古畑海生(早稲田大学)、3位には川崎翔暉(東京SC)が36分55秒7で入った。

女子3kmは国際大会経験の豊富な森山幸美(SWANS)が、38分29秒2その実力通りの優勝を果たす。「試合に出るのは約2年ぶり。不安もあったが、自分の泳ぎができて良かったです」と優勝に胸をなで下ろした。
2位は39分02秒8で内田真樹(武庫川女子大学)、3位は39分06秒1で松下彩花(カワサキSC)となった。

男子5kmは最後まで大接戦。岩住宏一郎(枚方SS)と伊藤銀士(中京大中京高校)のふたりがほぼ同時にフィニッシュ。写真判定にまでもつれ込んだ勝負は、0秒1の差で岩住が59分33秒3で勝利。「どうしても勝ちたかった」と執念で勝利をその手に呼び込んだ。伊藤は59分33秒4の2位、3位には斉藤瑛(須磨学園高校)が1時間03分07秒3で入った。

女子5kmでは荒れる海をうまく乗り越え、自分のペースを最後まで守り切った小嶋光丘(中京大中京高校)が1時間08分58秒9で優勝を飾る。平山桃(豊川高校)が1時間09分48秒8で2位に、寺田夢空(豊川高校)が1時間16分46秒2で3位に入った。

男女の10kmは、午後になって海の状態も落ち着いてきたこともあり、予定通りに開催されることとなった。

男子は5kmに負けず劣らず大接戦を繰り広げ、野中大暉(木下グループ)と和田大梧(日本体育大学)のふたりが並んでフィニッシュ。こちらも写真判定になるも、勝利は野中の手に。1時間52分59秒1で初優勝を飾った。2位となった和田の記録も1時間52分59秒1。どれだけの接戦だったかが記録からも良く分かる。3位には渡辺雅空(日本体育大学)が1時間53分12分2で入った。

女子では蝦名愛梨(日本体育大学)と山本美杏(枚方SS)が長く並んでレースを展開するも、最後は蝦名が山本との差を広げていき、34秒差をつけて2時間00分18秒3で優勝を果たした。山本は2時間00分52秒8で2位、加藤はなの(ダッシュ三条)が2時間02分57秒1で3位となった。

リザルトはこちら
https://swim.or.jp/tournament/14407/