2021.08.18

インターハイは五輪代表の柳本が貫禄の優勝/全国中学では中嶋と成田がハイレベルな戦いを繰り広げた

[第89回日本高等学校選手権水泳競技大会 令和3年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会]2日目
2年ぶりの今大会に胸躍る思いでレースに臨む選手たち。大会2日目も多くの名勝負が生まれた。

女子200mバタフライでは選手宣誓をした飯田女子高の山岸琴美が、1分00秒72で折り返して前半から積極的に攻めるレースを披露。150mには隣のレーンを泳ぐ三井愛梨(桐蔭学園)がじりじりと迫ってくるが、山岸が最後まで逃げ切り、2分08秒66で優勝を飾った。

男子200mバタフライは、女子同様前半から攻める北川凜生(日大豊山)を他が追いかける展開。ラスト50m、少し疲れが見えた北川を一気に追い込んできた丹保陸(埼玉栄)だったが、100分の8秒届かず。北川が1分58秒04で優勝。丹保は1分58秒12の2位となった。

東京五輪代表の柳本幸之介(日大豊山)が出場する男子200m自由形。スタートから飛び出した柳本が、一気に周囲から身体ひとつ分程度のリードを奪って、全く他を寄せ付けない泳ぎでフィニッシュ。大会記録まではあと100分の1秒届かなかったが、1分48秒41で優勝を飾った。

ほか、女子200m自由形は吉井萌萌花(近大附属高)が2分00秒78で優勝。女子100m背泳ぎは1年生の長岡愛海(山形商業)が1分01秒19で、男子100m背泳ぎでは竹原秀一(東福岡)が55秒44でそれぞれ優勝を果たした。

飛込競技は、男子3m飛板飛込の予選と決勝が行われた。
予選トップは伊熊扇李(相生学院)。決勝でもその順位をしっかり守る演技を見せる。制限選択飛の2本目で一度だけトップの座を譲るも、3本目の301Bでしっかりリカバリー。その後は1位を明け渡すことなく最後まで演技を続けて638.85で優勝を飾る。
2位以下も予選の順位と変わらず。561.00で2位になった坂田慈央(取手第二)、坂田麗鳳(富山国際大付)が551.75で3位となった。

2回戦の8試合が行われた水球競技では、鹿児島南、四日市中央工、前橋商、明大中野、新潟産大付、鳥羽がそれぞれ勝ち上がり、3日目の準々決勝に駒を進めた。

インターハイ・競泳のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2021/S70301/index.htm

インターハイ・飛込のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/diving/2021/03/jp/index.html

インターハイ・水球のリザルトはこちら
https://kirokukensaku.net/0IH21/discipline_330_20210817.html

インハイTVはこちら
https://sportsbull.jp/category/inhightv/

NHK BS1でも生中継を行っています
https://www3.nhk.or.jp/sports/swimming/program/index.html

[第61回全国中学校水泳競技大会]2日目
2日目の競泳では予選8種目、決勝16種目が行われた。
4×100mメドレーリレーでは、女子は川和が4分20秒91で優勝を果たし、1日目のリレーと合わせて2冠を達成。男子は桂がバタフライでトップに立ち、4分05秒99で春日部共栄の猛烈な追い上げを退けて優勝を飾った。

個人種目最初の決勝レースとなった女子400m個人メドレーは今大会注目レースのひとつ。6月にこのプールで開催されたジャパンオープンで中学記録を出した成田実生(常盤)と、本大会メドレーリレーで平泳ぎを泳ぎ、城端の3位入賞に貢献した2年生の中嶋碧との勝負は、350mまで先行する成田を中嶋が最後の50mで逆転。4分41秒67の大会新記録で、中嶋が勝利を収めた。成田は惜しくも敗れたが、4分41秒95でこちらも従来の大会記録を更新する好記録だった。

男子200m自由形では、8レーンの小林恒輝(糸魚川)と1レーンの飯田陽成(狭山柏原)が前半から快調に飛ばす。お互いが視界に入らないなかで繰り広げられた戦いは、小林の勝利。1分53秒47の自己ベストで制した。飯田は1分54秒00の2位となった。

男子200m平泳ぎでは、大川生流(真光寺)が大会記録まで0秒62にまで迫る2分13秒43で、2位以下に5秒以上の差をつける強さを見せて優勝を飾った。

飛込競技は男子高飛込と女子板飛込の決勝競技が行われた。男子は東京五輪でこの種目7位入賞を果たした玉井陸斗が欠場するなか、瓶子礼智(日高)が1ラウンド目の試技こそ28.80と出遅れたものの、2ラウンド目からは安定した演技で、375.70で初優勝を飾った。

女子板飛込では嶋﨑菜乃(土佐塾)が346.15で優勝。2位の坂田丹寧(土浦第三)との接戦を制し、高飛込の雪辱を果たす結果となった。

全国中学・競泳のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2021/S70201/index.htm

全国中学・飛込のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/diving/2021/04/jp/index.html

全国中学は千葉県水泳連盟YouTubeでご覧いただけます
https://www.youtube.com/channel/UCuoW3hvfrT3mub54yJjnoiw