2021.08.20

インターハイ競泳は日大豊山が4連覇 女子は豊川が5年ぶりの優勝

[第89回日本高等学校選手権水泳競技大会 令和3年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会]4日目
高校生たちの祭典も最終日を迎え、4日間に及ぶ戦いにも終止符が打たれた。

この日行われたのは3種目の決勝競技。
男子1500m自由形では、碓井創太(日大豊山)が快調に安定したラップタイムを刻んでいき、800mは8分09秒53で折り返す。その後も他の追随を許さない泳ぎで15分23秒25で優勝を飾った。2位は今村圭吾(大体大浪商)が15分27秒68で続く。最後まで1年生同士で接戦を繰り広げた3位争いは、100分の6秒で決着。逆転で近畿大附の金谷駿が15分38秒53で入り、仲光陸遥(九州学院)は15分38秒59の4位となった。

女子400m個人メドレーは、200mで6位となった悔しさを晴らすように、谷川亜華葉(四條畷学園)が4分42秒52で優勝。自己記録からは遠いものの、プレッシャーに打ち克って手にした勝利に涙が溢れた。

男子400m個人メドレーでは、200mを制した小方颯(日大高)が4分15秒62で優勝。2年前の1年生のときにも優勝を果たしており、大会2連覇を成し遂げた。

女子100m自由形は前半を26秒55のトップで折り返し、後半もそのスピードを衰えさせることなく泳ぎ切った吉井萌萌花(近畿大附)が55秒61で優勝を果たし、同種目男子は東京五輪代表の柳本幸之介(日大豊山)が「昨年泳げなかった先輩たちの分も勝ちたかった」と公約通りに49秒91で優勝した。

学校対抗の結果は、男子は日大豊山が4連覇、女子は豊川が5年ぶりに優勝を飾った。
総合結果はこちらから。
男子: https://kirokukensaku.net/0IH21/detail_31001000.html
女子: https://kirokukensaku.net/0IH21/detail_31020000.html

飛込競技の最終日は、男子高飛込決勝のみ。
制限選択飛1ラウンド目にトップを奪った二羽倖駕(小松大谷)が、その後も大きなミスなく演技を続けていく。自由選択飛に入って4ラウンド目、207Cで70.95を獲得すると、続く307Cでは86.70、407Cでも73.60を獲得。最終1ラウンドを残して優勝を決めるほどの演技で、合計575.75を獲得して優勝を果たした。
2位には坂田麗鳳(富山国際大付)が501.60で、3位には坂田慈央(取手第二)が489.40を獲得して入った。

学校対抗では、この二羽の活躍によって小松大谷が男子の部を制した。女子は高飛込と3m飛板飛込の2冠を果たした金戸凜を擁する目黒日大が優勝した。
総合結果はこちら。
http://swim.seiko.co.jp/diving/2021/03/jp/pdf/interhigh_all_point.pdf

水球競技は3位決定戦と決勝戦の2試合。
鳥取中央育英と鳥羽の対戦となった3位決定戦は、序盤から鳥取中央育英がリードする展開。鳥羽も得点を返すが第1クオーターは鳥取中央育英が1点リードで終える。勝負が動いたのは第2クオーター。連続得点で一気に6得点を加えると、第3クオーターは鳥羽に得点を許さず。最後まで攻撃の手を緩めなかった鳥取中央育英が、18対6で勝利して3位を勝ち取った。

決勝戦は、初優勝を狙う四日市中央工と古豪明大中野の対決。
第1クオーターはお互いに出方を伺うような展開。開始5分を過ぎてようやく四日市中央工が先制すると、ゲームが動き始める。第2クオーターに入ると一点、得点の奪い合いに。四日市中央工が5点、明大中野が4点を加え、7対5の四日市中央工が2点リードで前半を終える。
後半早々、お互いに1点ずつ加えると、しばらく膠着状態に。それを打破したのは四日市中央工。こうして要所要所で得点を積み重ねて行った四日市中央工が逃げ切り、10対8で悲願の初優勝を果たした。

インターハイ・競泳のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2021/S70301/index.htm

インターハイ・飛込のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/diving/2021/03/jp/index.html

インターハイ・水球のリザルトはこちら
https://kirokukensaku.net/0IH21/discipline_330_20210817.html

インハイTVはこちら
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