2022.06.22

乾がソロフリーを制して今大会2冠/瀬戸が200m個人メドレーで銅メダルを獲得(第19回FINA世界選手権)

ソロフリー/乾友紀子 ©フォート・キシモト

男子200m個人メドレー/瀬戸大也 ©フォート・キシモト

ソロフリー/乾友紀子 ©フォート・キシモト

ソロフリー/乾友紀子 ©フォート・キシモト

ソロフリー/乾友紀子 ©フォート・キシモト

ソロフリー/乾友紀子 ©フォート・キシモト

ソロフリー/乾友紀子 ©フォート・キシモト

男子200m個人メドレー/瀬戸大也 ©フォート・キシモト

男子200m個人メドレー/瀬戸大也 ©フォート・キシモト

男子200m個人メドレー/瀬戸大也 ©フォート・キシモト

男子200m個人メドレー/瀬戸大也 ©フォート・キシモト

男子200m個人メドレー/瀬戸大也 ©フォート・キシモト

女子4×200mリレー/吉井萌萌花 ©フォート・キシモト

女子4×200mリレー/難波実夢 ©フォート・キシモト

女子4×200mリレー/増田葵 ©フォート・キシモト

女子4×200mリレー/小堀倭加 ©フォート・キシモト

女子4×200mリレー/吉井萌萌花・難波実夢・増田葵・小堀倭加 ©フォート・キシモト

女子4×200mリレー/吉井萌萌花・難波実夢・増田葵・小堀倭加 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/花車優 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/花車優 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/花車優 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/花車優 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/武良竜也 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/武良竜也 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/武良竜也 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/武良竜也 ©フォート・キシモト

リザルト:https://www.omegatiming.com/sports-timing-live-results
大会HP:https://fina-budapest2022.com
FINA HP:https://www.fina.org
テレビ朝日:https://www.tv-asahi.co.jp/swimming/

[AS]6日目
マーメイドジャパンの先人を切ってソロテクニカルで日本初の金メダルをもたらし、チームに勢いをつけた乾友紀子。この日はソロフリーの決勝が行われた。

前々日の予選では、乾にとって過去最高となる94.5667を獲得。それでもまだ「後半バテてしまった」(乾)と反省の弁を口にする。
そうして迎えた決勝。『大蛇〜オロチ〜』をテーマに、日本らしい、乾らしいルーティンを披露。時折ハッと息を呑むような瞬間もあり、メリハリの利いた足技とともに最後まで勢いを切らさずに演じきった。最後はステージに上がるのもひと苦労というほどすべてを出し切った乾は、予選の得点をさらに上げて95.3667を獲得。テクニカルに続いてフリーでも優勝を果たして金メダルを獲得。今大会、自身も、日本人選手としても初となる2冠という快挙を成し遂げた。
「今は終わってホッとしています。今回ソロに専念させてもらえたことでここまでやってこられました。井村雅代先生、栄徳篤志先生、代表チームの先生方、仲間をはじめ、いろんな方々が支えてくださったことに感謝しています」(乾)

「決勝前は『この場を楽しんできなさい』と言って送り出しました。観客の声援からも力をもらって、最高の結果を皆さんにお見せすることができて満足です」(井村ソロコーチ)

午前中にはチームフリーの予選が行われ、日本は『チェス〜Chess〜』をテーマに、盤面をイメージした体形などをうまく表現して92.7667を獲得。全体の3番目で決勝進出を果たした。

[競泳]5日目
2日連続で世界記録が誕生した今大会も、後半戦に突入する5日目の競技が終了した。

男子200m個人メドレー決勝には、準決勝を3位で通過した瀬戸大也が登場。「最初のバタフライが硬かった」と順調はスタートとは言えなかったが、背泳ぎ、平泳ぎと先頭集団に食らいつく4位でターン。最後の自由形で隣のFOSTER Carson(アメリカ)、そして離れてライバルとしてずっと切磋琢磨してきているKALISZ Chase(アメリカ)を逆転して3位フィニッシュ。1分56秒22で銅メダルを獲得した。
「一つひとつ、些細なことも丁寧にやってきた。それがこの結果につながったと思います。本当に今持てる力をすべて絞り出して獲れたメダルは、うれしいです」(瀬戸)

女子4×200mリレーは、予選と同様、第1泳者に吉井萌萌花、2泳が難波実夢、3泳に増田葵、アンカーが小堀倭加という布陣で挑む。
1泳の吉井は2分01秒67、難波が1分58秒52、そして増田が1分59秒70で繋ぎ、最後の小堀は2分00秒14でフィニッシュ。8分00秒03の8位入賞を果たした。

男子200m平泳ぎでは、花車優と武良竜也のふたりが日本お家芸復活を懸けて準決勝に進出。その準決勝1組で、落ち着いたレース展開をするふたり。先行する海外選手たちに惑わされることなく、しっかりと自分たちの持ち味を生かした後半に勝負するレースで花車が2分08秒75の3位、武良が2分09秒69の8位で決勝に駒を進めた。

ほか、海外勢では今大会大ブレイク中の17歳、POPOVICI David(ルーマニア)が男子100m自由形の新王者に輝いた。さらに女子200mバタフライでは、これもまた10代の若手、McINTOSH Summer(カナダ)が女子200mバタフライを2分05秒20の世界ジュニア新記録を樹立して優勝。McINTOSHは女子4×200mリレーの第1泳者で1分54秒79の世界ジュニア新記録もマークした。男子200m個人メドレーを1分55秒22で制したMARCHAND Leon(フランス)など、若手の活躍が続いている。