2022.08.17

4×200mリレーは女子が神戸野田が初勝利、男子は日大豊山が4×100mに続いて2冠/女子高飛込では佐々木が他を寄せ付けず優勝(第90回日本高等学校選手権 水泳競技大会)

[競泳]3日目
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高校生スイマーの祭典も後半戦に突入。この日も全力を尽くす選手たちの熱戦が繰り広げられた。

特にこの日を締めくくる、男女の4×200mリレーは、めまぐるしく順位が入れ替わる展開に会場のボルテージも一気に上がる。
女子は近畿大附の第1泳者、吉井萌萌花が2分00秒92のトップで引き継ぐ。第2泳者に切り替わると、今度は湘南工大附がトップに浮上。第3泳者では今度は日大藤沢がトップへ。その日大藤沢に2秒弱の差で続いたのが、神戸野田。逃げる日大藤沢の齋藤杏を神戸野田の片山珠里が食らいつく。残り50mでとうとう追いついた片山がラストスパートで齋藤を引き離してフィニッシュ。神戸野田が8分13秒83で初優勝を飾った。日大藤沢は8分14秒56の悔しい2位、そして湘南工大附が8分17秒43で3位に入った。

男子も勝負はアンカー対決となった。レース序盤は中京大中京がリードを保っていたが、じりじりとその差を詰めてきたのが日大豊山。1秒強の差を徐々に縮めていき、アンカーに引き継いだ時点で両者との差は立ったの100分の3秒。700mまでは中京大中京の坂本琉耶が少しリードを広げるが、残り100mとなったところで日大豊山の池上泰正がスパートをかけて750mでは逆転。ラスト50mでもスピードを維持して逃げ切り、7分27秒32で逆転優勝を飾った。中京大中京は7分28秒64の2位、3位には四條畷学園が7分33秒83で入った。

女子800m自由形では、後半に伸びのある泳ぎで逆転した花山彩良(豊川)が8分47秒65で優勝。最後まで接戦を演じた男子1500mは、仲光陸遥(九州学院)が400mの覇者蔵本大和(市川学園)を100分の5秒差で下し、15分26秒48で優勝した。

女子100mバタフライは大嶋千桜(四條畷学園)が59秒37で50m自由形に続いて2冠を達成。男子200m背泳ぎでは小東真皓(四條畷学園)がこちらも100mに続いて2冠を果たした。

男子100mバタフライは光永翔音(日大豊山)が前半の大きなリードを守り切って53秒31で優勝。女子200m背泳ぎは弘中花音(四條畷学園)が2分11秒58で制した。

女子100m平泳ぎは小畠優々美(白鵬女子)が1分08秒31で、男子100m平泳ぎでは佐藤洋輔(武蔵野)が1分01秒32で初優勝を飾った。

[飛込]1日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/diving/2022/03/jp/index.html

高知県は春野総合運動公園プールで開幕を迎えた飛込競技。こちらの初日は、女子高飛込の予選決勝、公開競技ではあるが男子3mシンクロ飛板飛込が行われた。

女子高飛込は予選をトップで通過した佐々木音華(米子東)が、決勝でも安定した演技を披露。制限選択飛の1ラウンド目こそトップを譲ったものの、2ラウンド目の301Bで46.55を獲得して1位に立つと、そのまま最後まで一度もトップを譲ることなく制限選択飛4本、自由選択飛5本を飛びきり、合計471.65で優勝を飾った。2位争いは接戦に。たった0.20差の勝負を制したのは、松田心杏(石川県立工業)。松田が406.80で2位、406.60の坂田丹寧(常総学院)が3位となった。

公開競技の男子3mシンクロ飛板飛込にはブロックごとにチームを組み、5チームが出場。そのなかで、北信越ブロックの二羽倖駕と藤田優のペアが唯一200ポイントを超える215.94をマークして1位を獲得した。