2022.08.18

男子は日大豊山、女子は日大藤沢が総合優勝/飛込は伊熊が3m飛板飛込で連覇(第90回日本高等学校選手権 水泳競技大会)

[競泳]4日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2022/S70301/index.htm
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高校生スイマーたちの祭典も最終日を迎えた。最後は男女100m自由形と400m個人メドレー、そして大会を締めくくるのは4×100mメドレーリレー。

女子100m自由形ではFINA世界選手権代表の吉井萌萌花(近畿大附)がその実力をしっかりと発揮。個人種目にリレーに大車輪の活躍を見せた吉井は56秒01で優勝。吉井はこれで100m、200m自由形で2年連続2冠を達成した。
男子100m自由形は前半の50mを23秒85で折り返した2年生の松井理宇(日大豊山)が最後まで逃げ切って50秒15で初優勝。50秒36で2位に入った光永翔音(日大豊山)と日大豊山がワンツーフィニッシュを果たす。

女子400m個人メドレーはバタフライの時点でトップに立った野井珠稀(湘南工大附)が、背泳ぎ、平泳ぎと徐々に周囲を引き離し、最後の自由形でも大きな失速なく泳ぎ切り4分44秒17で優勝した。男子同種目では、前半から快調に飛ばした飯田光達(八王子)が逃げ切るかと思われたが、ラスト50mで1レーンの杉山大晟(飛龍)が猛追。完全に失速した飯田をラスト15mで捉えると一気に抜き去りフィニッシュ。4分20秒85で優勝を果たした。飯田は4分21秒48で2位に入った。
今大会最後の種目、4×100mメドレーリレー。女子は第3泳者までトップをひた走っていた四條畷学園だったが、それを近畿大附の吉井、日大藤沢の兼松さやのふたりが追い上げる。なんと日大藤沢は3秒以上あった差を逆転し、4分08秒97で逆転優勝を飾った。
男子は第3泳者に光永、第4泳者に松井とバタフライ、自由形のそれぞれチャンピオンを配置。太成学院大高に先行を許すも、光永でその差を詰めて松井で逆転。3分41秒71で優勝を果たし、太成学院大高は4分42秒91の2位となった。

これで全競技が終了。学校対抗の総合成績は、男子が246点で日大豊山(5大会連続12回目)、女子は280点で日大藤沢(3年ぶり3回目)がそれぞれ総合優勝を果たした。
詳細順位は以下の通り。

・男子
1位 日大豊山 246点
2位 中京大中京 224.5点
3位 太成学院大高 157点
4位 四條畷学園 140点
5位 豊川 129点
6位 埼玉栄 114点
7位 湘南工大付 104点
8位 桃山学院 90.5点

・女子
1位 日大藤沢 280点
2位 豊川 256点
3位 近畿大附 159点
4位 八王子学園八王子 157点
5位 四條畷学園 141点
6位 神戸野田  125点
7位 湘南工大付 122点
8位 春日部共栄 98点

[飛込]2日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/diving/2022/03/jp/index.html


春野総合運動公園プールで開幕した飛込競技の2日目は、男子3m飛板飛込の予選と決勝、そして公開競技だが女子の3mシンクロ飛板飛込が行われた。

制限選択飛5ラウンド、自由選択飛6ラウンドの合計得点で争われる男子3m飛板飛込の決勝。予選をトップで通過した伊熊扇李(相生学院)が1ラウンド目から好スタート。二羽倖駕(小松大谷)も伊熊と同ポイントを獲得してトップに並ぶ。2ラウンド目には二羽が5132Dで52.50を獲得してトップに立つも、3ラウンド目に伊熊が301Bで50ポイントオーバーの51.30を出して再度1位を奪い返す。4ラウンド目からは、伊熊の独壇場。大きなミスなく演技を続け、ノースプラッシュで魅せた107Bでは80.60を獲得するなど要所で高得点を叩き出し、合計662.00で伊熊が優勝を果たして連覇を達成した。

女子3mシンクロ飛板飛込は、関東ブロックの乗松飛羽、小板橋咲良のペアと、同じく関東ブロックの関野思衣、田所三夏姫のペアが162.84の同率1位となった。