2023.04.09

池江が50m自由形を制し4冠を達成(第99回日本選手権水泳競技大会競泳競技)

女子50m自由形優勝/池江璃花子(横浜ゴム/ルネサンス) ©フォート・キシモト

女子400m個人メドレー優勝/成田実生(金町SC) ©フォート・キシモト

男子50m背泳ぎ優勝/入江陵介(イトマン東進) ©フォート・キシモト

女子50m平泳ぎ優勝/鈴木聡美(ミキハウス) ©フォート・キシモト

男子1500m自由形優勝/竹田涉瑚(オーエンス) ©フォート・キシモト

©フォート・キシモト

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[競泳]6日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2023/S70701/index.htm

4月4日に開幕した第99回日本選手権水泳競技大会競泳競技(東京アクアティクスセンター)も最終日を迎えた。
土日は観客も満員御礼のなか、選手たちも最後まで力を振り絞るレースを見せてくれた。

男子1500m自由形決勝。なかなか代表権を獲得できないこの種目で、竹田涉瑚(オーエンス)、井本一輝(イトマン東京/中央大学)、尾﨑健太(セントラルスポーツ)、田渕海斗(NECGSC溝の口/明治大学)の4人が日本記録を上回るハイペースでレースを展開。
ただ800m手前から徐々にペースが落ち始めるが、竹田、井本のふたりが粘る。最後の100mでラストスパートをかけて抜け出した竹田が15分06秒50で優勝を飾った。

男子1500m自由形優勝/竹田涉瑚(オーエンス) ©フォート・キシモト

女子50m自由形決勝は、スタートが得意な相馬あい(ミキハウス)が飛び出すが、後半に入ってグングン加速するかのように池江璃花子(横浜ゴム/ルネサンス)抜け出す。結果、身体半分近くのリードでフィニッシュし、24秒74の好タイムで優勝。今大会4冠を達成した。

女子50m自由形優勝/池江璃花子(横浜ゴム/ルネサンス) ©フォート・キシモト

男子50m背泳ぎでは、100mを制した入江陵介(イトマン東進)が先行する川本武史(TOYOTA)をラスト5mで捉えて勝利。記録は25秒06だった。

男子50m背泳ぎ優勝/入江陵介(イトマン東進) ©フォート・キシモト

女子50m平泳ぎは、この種目第一人者として活躍し続けてきたベテラン鈴木聡美(ミキハウス)が30秒44で、自己ベストを5年ぶりに更新して優勝を飾った。

女子50m平泳ぎ優勝/鈴木聡美(ミキハウス) ©フォート・キシモト

今大会最後を締めくくったのは、女子400m個人メドレー。若手への世代交代を遂げたこの種目は、バタフライから先行する谷川亜華葉(イトマン近大)に、追い上げる200mを制した成田実生(金町SC)という展開。
背泳ぎの時点で、谷川に2秒以上離されていた成田だったが、平泳ぎで逆転。自由形でそのまま逃げ切り、4分36秒89で優勝して今大会2冠を達成。谷川は4分37秒90で2位に入った。

女子400m個人メドレー優勝/成田実生(金町SC) ©フォート・キシモト

今大会は新記録が4誕生。日本新記録が2、学生新記録が2(内タイ記録1含む)という結果だった。