2023.09.02

伊熊が3mも制して2冠 女子高飛込は金戸が復活優勝[第99回日本選手権水泳競技大会 飛込競技]

女子高飛込/金戸凜(セントラルスポーツ/日本大学) ©フォート・キシモト

男子3m飛板飛込/伊熊扇李(日本体育大学) ©フォート・キシモト

男子3m飛板飛込表彰式 ©フォート・キシモト

女子高飛込表彰式 ©フォート・キシモト

男子3m飛板飛込/坂井丞(ミキハウス) ©フォート・キシモト

男子3m飛板飛込/伊熊扇李(日本体育大学) ©フォート・キシモト

男子3m飛板飛込/須山晴貴(NSP宇都宮) ©フォート・キシモト

女子高飛込/荒井祭里(JSS宝塚/武庫川女子大学) ©フォート・キシモト

女子高飛込/金戸凜(セントラルスポーツ/日本大学) ©フォート・キシモト

リザルト:http://swim.seiko.co.jp/diving/2023/08/jp/index.html
公式YouTubeで放映中:https://www.youtube.com/@user-vn4mr1ri4c

[飛込]Day2
2日目を迎えた、栃木県宇都宮市・日環アリーナ栃木で行われている第99回日本選手権水泳競技大会の飛込競技。

2日目には男子3m飛板飛込の予選決勝、女子高飛込の予選決勝がそれぞれ行われた。

男子3m飛板飛込の予選で431.90をマークしてトップだったのは、須山晴貴(NSP宇都宮)。2番手には坂井丞(ミキハウス)が続く。
決勝もこのふたりの戦いになるかと思われたが、そこに割って入ったのが初日に1mを制した伊熊扇李(日本体育大学)だった。1ラウンド目の407Cこそ57.80のラウンドランキングも8位の演技であったが、2ラウンド目からは人が変わったかのように演技も入水も決めていく。3ラウンド目の109Cでは93.10を叩き出し、トータル476.45の高得点をマークして初優勝を飾る。伊熊は1mと合わせて2冠を達成した。

男子3m飛板飛込/伊熊扇李(日本体育大学) ©フォート・キシモト

女子高飛込の予選は、膝のケガから復帰を果たした金戸凜(セントラルスポーツ/日本大学)が、2番手の荒井祭里(JSS宝塚/武庫川女子大学)に40ポイント近くの差をつける、370.50のトップに立つ。
その決勝、2ラウンド目にトップに立ったのは荒井。金戸も負けじと3ラウンド目の207Cで74.25ポイントを獲得してトップを奪い返す。4ラウンド目、荒井も金戸もミスを重ねるが、荒井のほうが一歩リードを奪い金戸との差を2.15として、勝負は最終ラウンドへ。
先に飛んだ荒井は、得意の5253Bをミスなく決めて72.00を獲得。プレッシャーのかかる場面で、金戸は5237Dで入水を決める。大歓声のなか、表示された得点は82.50。逆転に次ぐ逆転の熱戦を最後に制したのは、金戸だった。得点は330.65。荒井は8.35ポイント差の322.30で2位となった。

女子高飛込/金戸凜(セントラルスポーツ/日本大学) ©フォート・キシモト