2013.11.10

FINA競泳ワールドカップ2013 アジアシリーズ 東京大会 第2日目

 東京辰巳国際水泳場で行われている、FINA競泳ワールドカップ2013 アジアシリーズ 東京大会の第2日目。今日も好記録が続出しました。

 女子50m平泳ぎでは、ユリア・エフィモワ選手(ロシア)が28秒71の短水路世界新記録を樹立。さらに4×50m混合フリーリレーは、オーストラリアチームが予選から短水路世界記録を更新。その記録を決勝でさらに上回る1分29秒61というタイムで優勝し、会場を沸かせました。

 昨日の100mバタフライで短水路日本新記録で優勝して「50mも日本記録で気持ち良く終わりたい」と話していた加藤ゆか選手(東京SC)は、言葉どおり25秒34の短水路日本新記録を樹立。「これだけ記録を狙って、そのとおり出せたことは本当にうれしい。いつもは空回りしてしまう50mも落ち着いて泳げて、思い描いていたレースができました」と笑顔でインタビューに応えます。苦しかった1年を乗り越え、「水泳と今までと違った新しい向き合い方ができた。自分の可能性には限界はないと思う」と自信をのぞかせました。

 そして萩野公介選手(東洋大学)。予選後に「51秒台を目指して頑張りたい」と話していたとおり、前半から良いペースでレースを展開。「良いところも悪いところもあったレース」とは言うものの、背泳ぎでトップを奪い、そのまま最後まで逃げ切って1分51秒50の大会新記録・短水路日本新記録で優勝しました。

 100mバタフライでは、大ベテランの河本耕平選手(SNW)がMVPを獲得した東アジア大会の好調を維持して3位に入るなか、惜しくも表彰台に届かなかったものの、高校生の安江貴哉選手(豊川高校)が51秒03の短水路高校新記録を樹立しました。

 大会を通して、短水路世界記録が3つ、短水路日本新記録が6つ、短水路高校新記録が1つ誕生した今大会。ベストパフォーマンス賞にはハンガリーのダニエル・ジュルタ選手と、5つの金メダルを獲得した、同じくハンガリーのカティンカ・ホッスー選手が選ばれました。

 今大会でも大きなご声援をありがとうございました。今年最後の主要大会が終わり、これから選手たちは冬場の厳しいトレーニングの時期を迎えます。今年、大きな飛躍をみせた日本競泳陣は、また来年にはさらに成長した姿を私たちに見せてくれるに違いありません。今後のトビウオたちの活躍にご注目ください。

全記録はこちらから(オメガライブタイミング)
http://www.omegatiming.com/Competition?id=00010D020BFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&day=2