2014.09.08

【水球】第90回日本学生選手権 水球競技結果

日本学生選手権の競泳競技と時を同じくして、神奈川県・相模原グリーンプールで行われていた水球競技。正式競技となってからの初優勝はどの大学になるのか注目を集めた、女子の試合も開催されました。

男子は9月5日に1回戦の8試合が行われ、前年度優勝校の日本体育大学、決勝で戦った早稲田大学、3位の中央大学、4位の筑波大学を始め、強豪校が順当に勝ち上がります。
女子も1回戦の2試合が行われ、優勝の日本体育大学、準優勝の早稲田大学を除いた4校のうち、東京女子体育大学とびわこ成蹊スポーツ大学が準決勝に進みました。

2日目の9月6日。
男子はベスト4をかけた戦いと、5位決定戦に進むための2戦、そして準決勝が行われました。
まずベスト4には、日本体育大学、早稲田大学が順調に勝ち進みますが、前年度3位の中央大学は専修大学に11対15で破れ、4位だった筑波大学は日本大学との対戦で、第4ピリオドまでに決着がつかずペナルティースローに。結果、14対16で日本大学に敗れました。

そのまま5位決定戦に進む2戦が行われ、筑波大学と明治大学が5位をかけた対戦に進みました。
準決勝では日本体育大学が日本大学に圧倒的な力の差を見せつけ、27対5で決勝進出。早稲田大学も中央大学を9対1で下し、4年連続で日本体育大学と早稲田大学の決勝戦となりました。

女子は準決勝と5位決定戦が行われました。
こちらも前年度優勝の日本体育大学と2位の早稲田大学が順当に勝ち進み、昨年に続いて同じ対戦カードとなります。5位決定戦は、新潟産業大学と大阪大学との戦い。第1ピリオドに大量11点を奪った新潟産業大学がそのまま点数を重ねて37対2で5位に決まりました。

迎えた最終日。
まずは女子の3位決定戦と決勝戦が行われました。
3位決定戦は、東京女子体育大学が毎ピリオドに得点を重ねてびわこ成蹊スポーツ大学を引き離していき、15対1で東京女子体育大学が3位、びわこ成蹊スポーツ大学が4位に決定しました。
そして、日本体育大学と早稲田大学との決勝戦。第1ピリオドは日本体育大学が2点を奪いリードしますが、第2ピリオドで早稲田大学が逆転し、前半を3対4の早稲田大学リードで折り返します。
第3ピリオドに入って、早稲田大学の1点に対し、日本体育大学は3点を奪い再逆転。最終第4ピリオドで粘ってリードを守りきった日本体育大学が早稲田大学に勝利。正式競技化されてからの初優勝は日本体育大学が飾りました。

男子は決勝戦の前に、7位決定戦、5位決定戦、3位決定戦が行われ、7位は中央大学、5位は筑波大学、3位は専修大学に決定しました。
そしていよいよ迎えた決勝戦。因縁とも言える対決に注目が集まります。
第1ピリオド、開始早々3点を奪い日本体育大学がリードします。対する早稲田大学は第2ピリオドで日本体育大学に点を許さずに1点を追加し、前半を3対2で終了。
後半、第3ピリオドで攻めあぐねる早稲田大学に対して、日本体育大学が3点を奪いリードを広げます。最終第4ピリオドにも3点を追加した日本体育大学。早稲田大学も2点を返しますが、あと一歩及ばず。日本体育大学が9対4で17年連続38回目の優勝を果たしました。

水球競技の最終順位は以下の通りです。
男子
優勝 日本体育大学 17回連続38回目
準優勝 早稲田大学
3位 専修大学
4位 日本大学
5位 筑波大学
6位 明治大学
7位 中央大学
8位 京都大学

女子
優勝 日本体育大学 正式競技化後初優勝
準優勝 早稲田大学
3位 東京女子体育大学
4位 びわこ成蹊スポーツ大学
5位 新潟産業大学
6位 大阪大学

熱戦を繰り広げた選手たちへのご声援、ありがとうございました。
これから場所を長崎県長崎市・長崎市民総合プールに場所を移し、第69回長崎がんばらんば国体2014が、9月8日(月)より開催されます。引き続き、皆さまのご声援をよろしくお願いいたします。

1410147225-2014inkare_suikyu.pdf