【競泳・飛込】長崎がんばらんば国体 3日目
今日で最終日を迎えた、長崎県・長崎総合市民プールで行われている第69回国民体育大会・長崎がんばらんば国体2014の競泳競技と飛込競技。
全国中学の200m個人メドレーで中学新記録を樹立した、牧野紘子選手（東京）。少年女子B100m平泳ぎを1分09秒71で優勝して1時間後に、少年女子B200m個人メドレーがスタート。前半を自身の中学記録とほぼ変わらないラップタイムで折り返しますが、後半に少し疲れが見えて2分13秒75でフィニッシュ。中学記録には届きませんでしたが、大会新記録を樹立。「ベストはないと思っていましたが、最低でも13秒台は出したかったので良かったです」。
少年男子B100m平泳ぎで、全国中学の優勝タイムを上回る1分02秒99の好タイムで優勝したのは稲垣大智選手（鳥取）でした。「優勝できてうれしい。全国中学は勝とうという気持ちが強すぎた。楽しもうという気持ちで臨んだのが良かったと思います」。
そのほか、少年男子B400m自由形は岡本拓巨選手（山口）が3分56秒03で、少年女子共通同種目を長谷川鼓選手（山形）が4分12秒92でインターハイに続いて優勝し、少年男子A同種目もインターハイを制した井上奨真選手（岐阜）が3分54秒43で優勝しました。
少年女子A50m自由形は、岸本梨沙選手（栃木）が、伊賀崎ひかる選手（神奈川）との接戦を0.01秒差で制して、26秒16で優勝。少年男子A同種目を松本克央選手（千葉）が23秒04で、100mと合わせて2冠を果たしました。
成年女子50m自由形は押川里奈選手（和歌山）が25秒73で制し、成年男子同種目を川内勇輝選手（埼玉）が22秒57で優勝。少年男子B200m個人メドレーは、溝畑樹蘭選手が2分02秒66で優勝しました。
少年女子A400mメドレーリレーは、今日に50mで優勝した岸本選手がアンカーを泳ぐ栃木県が4分07秒94で優勝します。少年男子A同種目は、神奈川県と埼玉県が300mで並ぶ接戦。アンカー勝負となり、最後に抜け出した埼玉県が3分42秒42で優勝を果たしました。
最後の種目となった成年女子、成年男子400mメドレーリレー。
成年女子は、第3泳者の細田梨乃選手でトップを奪った神奈川県が4分03秒54で優勝します。成年男子では、第1泳者の多田邦徳選手が54秒50、岡﨑晃一郎選手が59秒94、高桑健選手は51秒78と3人がトップタイムで川内勇輝選手に引き継ぎ、3分35秒18で優勝を飾りました。
大会を通して樹立された新記録は、中学記録が1、大会記録が4でした。
最終総合成績は、リレー種目を多く制した埼玉県が東京都を破り、282点で2年ぶりの男女総合優勝を果たし、大会会長トロフィーを手にしました。女子総合成績では東京都が173点で、女子総合優勝を果たして8連覇を達成しました。そのほかの順位は以下の通りです。
男女総合成績
1位 埼玉県 282点
2位 東京都 256点
3位 神奈川県 240.5点
4位 大阪府 197点
5位 愛知県 162.5点
6位 千葉県 158点
7位 兵庫県 156点
8位 京都府 105点
9位 静岡県 103点
10位 群馬県 80点
女子総合成績
1位 東京都 173点
2位 大阪府 126点
3位 神奈川県 125点
4位 千葉県 123点
5位 埼玉県 92.5点
6位 愛知県 85点
7位 兵庫県 83点
8位 栃木県 69.5点
9位 静岡県 62点
10位 群馬県 49点
飛込競技の決勝は、成年女子3m飛板飛込と成年男子高飛込の決勝が行われました。
成年女子3m飛板飛込では、ロンドン五輪代表の中川真依選手（石川）と渋沢小哉芳選手（新潟）との大接戦となります。渋沢選手が1本目の205Bを決めますが、2本目の305Bでミス。中川選手は1、2本目を60点台でまとめ、3本目の305Bで73.50で渋沢選手を引き離します。しかし、演技順が先だった中川選手が最後の5本目の405Cで59.40のミスダイブ。最終演技者だった渋沢選手が5本目の405Bで69.00を出して逆転。渋沢選手と中川選手の差は、たった1.25差。324.65で渋沢選手が優勝しました。
成年男子高飛込には、3m飛板飛込を制した坂井丞選手（神奈川）が3本目までリードしますが、4本目で萩田拓馬選手（静岡）にトップを奪われます。坂井選手はそこから後退、代わりに萩田選手が5本目もトップを守ると、最終6本目には5255Bで84.60を叩き出してトータル436.50で優勝を果たしました。
熱い都道府県争いが繰り広げられた、長崎がんばらんば国体水泳競技も閉幕を迎えました。全身全霊をかけて戦い抜いた選手たちへのご声援、ありがとうごさいました。
さらなる飛躍をめざして奮闘する、選手たちへのご声援を、これからもよろしくお願いいたします。
競泳競技の結果はこちらから
http://swim.seiko.co.jp/2014/S70703/index.htm
飛込競技の結果はこちらから
http://swim.seiko.co.jp/diving/framepage07.html
