2015.01.01

2015年水泳競技見どころ紹介

新年あけましておめでとうございます。
今年も選手たちへのご声援をどうぞよろしくお願いいたします。

今年は、翌年にリオデジャネイロ五輪を控えた、大切な1年になります。
7月3日からは世界の学生たちがしのぎを削るユニバーシアード大会が韓国・光州で行われ、7月25日から8月9日までは、ロシア・カザンでの世界水泳選手権が行われます。
リオデジャネイロ五輪を目指すうえでも、今年の世界水泳選手権の代表権争いは激しくなることでしょう。

競泳競技の代表選考会となるのは、4月7〜12日、東京・辰巳国際水泳場で行われる第91回日本選手権水泳競技大会です。
昨年のアジア大会MVPに選ばれた萩野公介選手(東洋大学)を始め、12月のカタール・ドーハでの世界短水路選手権で萩野選手を破って400m個人メドレーで優勝した瀬戸大也選手(JSS毛呂山・早稲田大学)や大学生になる平泳ぎの渡部香生子選手(JSS立石)など、2014年に活躍した選手たちが中心となり、代表権争いが行われることでしょう。
中学生の池江璃花子選手や牧野紘子選手といった、若手選手が大学生と社会人が中心の日本代表メンバーにどう挑むかにも注目が集まります。

飛込競技は、2月7、8日に国際大会派遣選手選考会が行われます。アジア大会でメダルを獲得した坂井丞選手(日本体育大学)やベテランの寺内健選手(ミキハウス)らが、どこまで世界と通用する技を身につけ、得点を伸ばすか注目です。女子はアジア大会代表の渋沢小哉芳選手(セントラルNEXT21)、辰巳楓佳選手(JSS宝塚)、若手の板橋美波選手(JSS宝塚)を中心とした戦いが行われそうです。

アジア大会で男女ともに銀メダルを獲得した、水球日本代表チーム。男子は大本洋嗣監督の下、超攻撃型の布陣で今年も世界に挑みます。昨年の日本選手権で正式種目となり、アジア大会でも正式種目化して最初の大会で銀メダルを獲得した女子も、世界に羽ばたくためにも、日々練習に励む毎日です。日本代表チームが世界の強豪相手にどこまで強気なゲーム展開ができるかが、勝負のカギを握ります。

シンクロナイズドスイミングは、昨年12月20日にA・Bチームの2次選考となる日本代表派遣選手選考会が行われ、代表メンバー10人は推薦を受けました。残り2人のメンバーは、2月の最終選考会で決定し、世界水泳選手権を戦う12人のメンバーが決定します。チームではウクライナに敗れて4位、ソロ・デュエットは5位だった2013年のスペイン・バルセロナ世界水泳選手権。アジア大会から始まった金子正子コーチ、井村雅代コーチ体制で、バルセロナのリベンジに挑みます。

オープンウォータースイミング(OWS)では、昨年10月の香港ワールドカップで日本人で初となる8位入賞を果たした平井康翔選手(朝日ネット)の活躍に期待がかかります。オーストラリアを練習拠点にして2年目、世界で学んだテクニックを習得し、さらに成長した姿を見せてくれるでしょう。女子では大ベテランの貴田裕美選手(コナミ)に加え、パンパシフィック選手権と香港ワールドカップ代表となった浅山美貴選手(山梨学院大学)の成長にも期待がかかります。

日本代表選手たちだけではなく、未来の五輪代表選手が生まれるであろうジュニア選手たちの活躍にも注目です。
2015年度の国内大会予定は、本ホームページ、トピックス下の『大会情報』から閲覧することが可能です。

また、本ホームページ右側下部には、競泳『トビウオジャパンジャーナル』、シンクロナイズドスイミング『マーメイド日記』、水球『ポセイドンジャパン』の公式ホームページのリンクがあります。こちらもチェックしてみてください。

2015年に入っても、日々鍛錬を積み重ね、世界に挑む選手たちへの熱いご声援をよろしくお願いいたします!