2015.08.08

【競泳】第16回世界水泳選手権 16日目

『センターポールに日の丸を』のスローガンのもと、2日連続で金メダルを獲得した日本代表チーム。大会16日目、競泳競技の7日目を迎え、長く行われてきたロシア・カザンでの第16回世界水泳選手権も終わりが近づいてきました。この日は、予選が5種目、準決勝が3種目、決勝が6種目が行われました。

その予選競技、男女混合で行われる4×100mのミックスフリーリレーに、日本代表チームが出場しました。男子と女子の配置がカギを握るこの種目、日本チームは男子選手2人を第1、2泳者において先行逃げきりの作戦を実行します。
第1泳者は、今大会好調を維持している小堀勇氣選手。「朝の予選から身体は良く動いてくれた」と、49秒69で第2泳者の江原騎士選手に引き継ぎます。江原選手は得意種目ではないものの、前半から積極的に飛ばして最初の50mを23秒59で回り、49秒90をマーク。バトンを受け取った第3泳者の中学生の池江璃花子選手は、54秒31という今大会、自身の最高記録で最終泳者の山口美咲選手へ。山口選手も周りの選手に負けじと前半から飛ばしていって54秒64で泳ぎ切り、トータル3分28秒54でフィニッシュ。
結果は、惜しくも予選10位となり決勝進出はできませんでしたが、8位のブラジルチームまでは0秒79差という実力を発揮してくれました。

女子50m自由形予選には、内田美希選手と松本弥生選手が出場。「準決勝に残れると思っていた25秒0あたりで泳ぎたかったんですが」と、内田選手。25秒33の予選22位という結果に「明日のメドレーリレーでは、12番以内に入ることがまずは目標なので、予選から100%の力を出せるように準備したいと思います」と話しました。松本選手は25秒90の予選38位という結果でした。

男子50m背泳ぎに出場した金子雅紀選手は、不得意ながら自己ベスト記録タイの25秒49で泳ぎ、予選23位で今大会のレースを終了しました。「スピードがないなかでもこの記録を出せた」と、この経験を次に生かしていきたいと話しました。

女子50m平泳ぎ予選には、昨日の200mで悔しい思いをした金藤理絵選手が出場。31秒99の予選31位で、金藤選手も世界水泳選手権のレースを終えます。「50mなのでいくしかないという感じで泳ぎました。最後は楽しく泳ぐことができました」と笑顔を見せてくれました。

7日目は、残念ながら日本代表チームは誰も午後のセッションに出場することができませんでしたが、明日の最終日に向けて選手たちはおのおのアップを行ったり、休みを取ったりして過ごしました。

いよいよ明日が最終日となった第16回世界水泳選手権。大会17日目の予選は、男女の400m個人メドレーと、男女の4×100mメドレーリレーが行われます。大会の最後、国の威信をかけて臨むメドレーリレーや、瀬戸大也選手が調子を取り戻せるかどうか、最後まで目が離せないレースが続きます。

来年のリオデジャネイロ五輪を見据え、各国の強豪が出そろう水の祭典・世界水泳選手権で、連日レベルの高い勝負をし続ける代表選手たちへの熱い声援を引き続きよろしくお願いいたします!

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