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競泳競技は東京辰巳国際水泳場で行われており、4日目を迎えて選手たちの勢いは衰えません。この日も大会新記録が6個誕生しました。

女子CSクラス200m個人メドレー決勝で、この種目インターハイも制した大本里佳選手（イトマン）は、前半から積極的に攻めて100mを1分01秒60で回ります。平泳ぎを終えてトップを揺るがないものにして2分12秒43の大会新記録で優勝。
「前半速く入ったこともあって、最後の自由形で力出せませんでした。9月からはワールドカップのアジアシリーズに行くので、そこでは自己ベストを目指したい」（大本選手）

男子15〜16歳区分400m自由形決勝は、接戦となります。前半飛び出したのは、有賀樹選手（小松SC）。1分55秒70で200mを折り返し、300mまで1秒近くの差をつけていましたが、そこから伸びてきたのは吉田惇哉選手（日大豊山）。350mでトップを奪うと、そのまま押し切って3分54秒41の大会新記録での優勝を飾ります。
「インターハイで1500mを2回、今大会でも1500mを2回に400mを2回と、連日ハードでコンディションは良くありませんでしたが、コーチに競ったら絶対負けないように、と言われていたので、ラスト100mで抜くつもりでした。それがうまくいって良かったです」（吉田選手）

女子15〜16歳区分200m平泳ぎは、インターハイで出した記録には及びませんでしたが、前半から積極的なレースを展開した松原空彩虹選手（豊川高）が2分28秒20で、こちらも大会新記録でインターハイに続いて優勝しました。
「インターナショナルのタイムを目標に泳いだんですが、届きませんでした。高校3年生になる来年のインターハイでは、最後なので結果を残したいと思います」（松原選手）

また、女子15〜16歳区分400m自由形では、佐藤千夏選手（スウィン大教）が800m、200mに続いて4分13秒31の大会新記録で制し、3冠を達成しました。男子13〜14歳区分400mフリーリレーではNECGSC溝の口が3分37秒33の大会新記録を樹立しました。男子15〜16歳区分200m平泳ぎは、予選で塚田大輝選手（日大豊山）が2分14秒47の大会新記録を樹立しますが、決勝では惜しくも破れて2位。その塚田選手を2分14秒69で破って優勝したのは、稲垣大智選手（イトマン）でした。

大阪プールで行われている飛込競技は、この日が最終日。女子12〜13歳区分1m飛板飛込、男子14〜15歳区分3m飛板飛込、そして女子16〜18歳区分高飛込の3種目の決勝が行われました。
女子16〜18歳区分高飛込決勝は、カザン世界水泳選手権代表の佐々木那奈選手（JSS宝塚）が出場。1本目の405Bでトップに立つと、そのまま最後まで一度もトップを譲ることなく374.40で優勝。特に4、5本目の305Cと5253Dはジャッジから10点をもらうほどの完璧な演技を見せてくれました。

そして、大会終了後には最優秀選手、及び優秀選手の発表があり、以下の通り4選手が受賞しました。
・女子
最優秀選手：佐々木那奈選手（JSS宝塚）
優秀選手：金戸凜選手（KANETODC）
・男子
優秀選手：伊熊扇李選手（トビウオJr.DC）
優秀選手：西田玲雄選手（大阪水泳学校）

水球競技はなみはやドームで行われ、各区分において激しい決勝進出をかけた争いが行われ、最終日の決勝戦と3位決定戦に進出したチームが決定しました。

・A区分（12歳以下男女）
3位決定戦　WILLスポーツクラブ対大垣市水球クラブ
決勝戦　カワサキスイミングクラブ対群馬ジュニア水球
・B区分（15歳以下男子）
3位決定戦　松任中学校対千葉水球クラブ
決勝戦　石川イーグルス対沖縄フリッパーズ
・C区分（15歳以下女子）
3位決定戦　秋田水球クラブ対三重ウォーターポロスターズ
決勝戦　京都踏水会水泳学園対松任中学校
・E区分（18歳以下女子）
3位決定戦　鴨沂水球クラブ対千葉水球クラブ
決勝戦　秀明英光高校対CNCウォーターポロクラブびわこ

未来の水泳界を背負う選手たちがライバルたちと切磋琢磨し合い、しのぎを削る夏の5大大会のひとつ、ジュニアオリンピックカップも折り返し。若さあふれる元気な泳ぎや演技に、引き続き皆さまのあたたかいご声援をお願いいたします。

※写真1 200m個人メドレーで優勝した大本里佳選手
※写真2 400m自由形を大会新で制した吉田惇哉選手
※写真3 200m平泳ぎを制して笑顔の松原空彩虹選手

競泳競技のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2015/S70601/index.htm

飛込競技のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/diving/framepage05.html