2016.04.10

【競泳】第92回日本選手権水泳競技大会 競泳競技 7日目

正真正銘一発勝負。トップスイマーたちの喜怒哀楽がこの7日間に詰まった第92回日本選手権水泳競技大会 競泳競技も最終日のレースが終了しました。

この日の決勝競技は、男子1500m自由形、男子50m自由形、女子50m自由形、男子100mバタフライ、女子200m背泳ぎの5種目。

最終日にリオデジャネイロ五輪への切符をつかんだのは、男子100mバタフライで52秒03で優勝した藤井拓郎選手(コナミスポーツクラブ)でした。
目標としていた51秒64の個人での派遣標準記録突破はなりませんでしたが、400mメドレーリレーの代表入りを果たしました。

「もっと良いレースして、ほかの選手も引っ張っていけるような泳ぎができたらよかった。準決勝の後半があまり伸びなかったこともあり、消極的なレースをしてしまった。自分の水泳人生があと半年だと思って、覚悟を持って練習に取り組んでいこうと思います」(藤井選手)

今大会、連日好記録を連発し、初の五輪代表内定も手にした池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が出場した女子50m自由形。スタートから一気にスピードに乗り、そのまま最後まで押し切ってフィニッシュし、24秒76の世界ジュニア新記録、日本高校新記録を樹立して優勝しました。これで池江選手は200m自由形と100mバタフライをあわせて3冠を達成しました。

「最初の100mバタフライで代表内定を獲れたことが大きな力になって、強い気持ちを持って今大会に臨めたと思います。どんなレースも、冬場に頑張ってきたことで自身を持って臨もうと思いました。夏はまた良い結果を出したいと思います」(池江選手)

今大会最後の決勝種目の女子200m背泳ぎ。100mでリレーの代表内定を手にした中学3年生の酒井夏海選手(スウィン南越谷)が、前半から積極的なレースを展開。100mを1分03秒15のトップでターンすると、150mで一度はトップを譲るものの、最後の50mで再度抜き返して2分10秒43で100mとあわせて2冠を達成。

ところが、レース後に涙を流す酒井選手。この種目をメインに考え、派遣標準記録突破を目標にして練習してきたからこその悔し涙でした。

「派遣標準記録を切りたかったので悔しい。情けないレースはしたくなかったけど、悔しい気持ちでいっぱいです。キャッチでうまくかけていない感じがあったので、そこがタイムに影響しているのかなと思います。夏は私が足を引っ張らないように、100mで59秒台を目指してまた練習していきます」(酒井選手)

この日をもって、第92回日本選手権水泳競技大会 競泳競技が終了しました。
今大会では中学新記録が3、高校新記録が7、日本新記録が5、世界ジュニア新記録は3と、誕生した新記録は合計18。特に若手が好記録を出してくれました。

リオデジャネイロ五輪への切符を手にした選手、逃してしまった選手、はじめて日本選手権に出場した選手、新たなステージに駆け上がっていった選手、逆にステージを降りる選手……。

大会に参加した632人の選手たちが、632通りのドラマを生み出した今大会。

全力を出し切った選手たちへのあたたかいご声援、ありがとうございました。

※写真1:代表内定を決めた藤井選手
※写真2:3冠を達成した池江選手
※写真3:レース後に悔し涙を流した酒井選手

©フォート・キシモト

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