2017.03.29

【競泳・水球】第39回 全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会 5日目

競泳競技は中高生のレースが始まり、水球競技は決勝リーグが始まった第39回 全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会の5日目。この日は競泳競技で予選から新記録が続々誕生しました。

中学生でただひとりCS区分の男子50m平泳ぎの決勝に進出した谷口卓選手(津田四日市)は、予選で27秒70の短水路日本中学新記録を樹立。決勝では2位でしたが、それでも予選の記録を上回る27秒57をマーク。さらに記録を更新しました。

この日、会場の注目を集めたのはCS区分女子50m自由形。リオデジャネイロ五輪代表の池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)と持田早智選手(ルネサンス幕張)に加え、中学生でめきめきと力をつけてきている大内紗雪選手(ダンロップSC)の三つ巴の対決が行われました。
20数秒間のあっという間のスピードレースを制したのは、池江選手。24秒05の短水路日本新記録で優勝しました。

「合宿の疲れはありましたが、記録を狙ってはいたのでうれしいです。50m自由形は、短水路と長水路の記録があまり変わらないので、日本選手権では50m自由形でも派遣標準記録を突破できたらいいなと思います」(池江選手)

この日の最終種目だった400mフリーリレーのCS区分では、ATSC.YWの第3泳者、浅野理子選手がトップを奪うと、ルネサンス亀戸のアンカー、池江選手が51秒56という驚異的なラップタイムでの猛追を振り切り、3分41秒28の短水路日本高校新記録を樹立して優勝しました。

酒井夏海選手(スウィン南越谷)は、15〜16歳区分女子200m背泳ぎの予選と決勝で大会記録を更新し、50m背泳ぎでは短水路日本中学新記録を樹立。今井月選手(豊川高)も200m平泳ぎで大会記録をマークするなど、リオデジャネイロ五輪代表選手を中心に、この日だけで22個もの新記録が誕生しました。

水球競技が行われている千葉県国際総合水泳場。A区分(12歳以下男女)とB区分(15歳以下男子)は、準々決勝と準決勝の6試合。C区分(15歳以下女子)は準決勝の2試合が行われました。

結果、A区分の決勝戦は福岡BRAVESと豊中水球クラブ、B区分は富山ウォーターポロクラブと原田学園スイミングスクールの戦いとなり、C区分は白山市立松任中学校と京都踏水会水泳学園が決勝で戦うことになりました。これでジュニア水球各区分の日本一が決まります。

25日の飛込競技からスタートしたジュニア選手たちの祭典、全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会も明日がいよいよ最終日。最後まで自分の力を振り絞って戦い抜く選手たちへのご声援、よろしくお願いします。

※写真1:50m自由形で短水路日本新記録を樹立した池江選手
※写真2:谷口選手は50m平泳ぎの予選、決勝で2回短水路日本中学記録をマーク
※写真3:400mフリーリレーではATSC.YWが短水路日本高校新記録を樹立

競泳競技のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2016/S70612/index.htm