2017.05.20

【競泳】JAPAN OPEN2017 2日目

5月19日に開幕を迎えた、東京辰巳国際水泳場で行われているJAPAN OPEN2017。大会2日目も好記録、ハイレベルなレースが続きました。

この日最初の決勝レースだった女子400m個人メドレー。最初のバタフライで先行したのは、清水咲子選手(JAPAN)。背泳ぎに入ると、4月の日本選手権では日本新記録で優勝した大橋悠依選手(JAPAN)がするすると抜け出し、200mではトップを奪います。平泳ぎに入ってもそのリードは変わらず、ラストの自由形も粘りきった大橋選手が4分36秒48で今大会初優勝を飾りました。

「泳いでいる感じも、身体も重たかったですし、前半から行くようなレースではなかったですが、それでも36秒台で泳げて良かったです。それに、今大会初優勝できたことはうれしいです」(大橋選手)

続く男子400m個人メドレー。やはり注目は萩野公介選手(JAPAN)と瀬戸大也選手(JAPAN)の対決に。バタフライは瀬戸選手がラップタイムを奪い、得意の背泳ぎでは萩野選手が抜け出すと思われましたが、あまり伸びてきません。対して瀬戸選手は背泳ぎも粘りの泳ぎを見せて200mの折り返しもトップを譲らず、平泳ぎでさらに萩野選手との差を広げていきます。そこに藤森丈晴選手(ミキハウス)も加わり、瀬戸選手が身体半分ほどリードしたまま最後の自由形に入ります。藤森、萩野両選手は必至に追いかけますが、瀬戸選手が逃げ切ってフィニッシュし、4分10秒18で優勝しました。2位には藤森選手が4分10秒90、萩野選手は4分11秒53で3位となりました。

「日本選手権に続く優勝は自信になります。ただ、予選は良い感じでしたが決勝では良いパフォーマンスができなかったので、その点は課題として取り組んでいきます」(瀬戸選手)

この日最後の決勝種目となった、男子100m自由形。スタートして飛び出したのは、中村克選手(JAPAN)と塩浦慎理選手(JAPAN)。後半の伸びに定評のある中村選手が最後まで逃げ切るかと思われましたが、ラスト15mを過ぎてするすると伸びてきたのは、塩浦選手。最後はタッチ勝負にもつれ込み、100分の2秒差で優勝を果たしたのは、塩浦選手でした。塩浦選手の記録は、48秒82。2位の中村選手は48秒84でした。

「身体は重たいなと感じていましたが、トータルタイムは悪くありませんし、48秒台が出せたことはうれしいです」(塩浦選手)

男子50m平泳ぎでは、イギリスのアダム・ピーティー選手が26秒台という高いレベルの泳ぎを披露して優勝するなど、海外勢も強さを発揮している今大会。とうとう明日が最終日です。世界を目指し、世界と戦う選手たちへのご声援をよろしくお願いします。

※写真1:大橋選手はジャパンオープンで初優勝
※写真2:日本選手権から立て続けに優勝した瀬戸選手
※写真3:48秒台の好記録で優勝、準優勝を飾った塩浦選手と中村選手

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