2017.07.17

【水球・シンクロ】第17回世界水泳選手権(ハンガリー・ブダペスト) 4日目

連日鋭い日差しが降り注ぐハンガリー・ブダペスト。第17回世界水泳選手権も大会4日目を迎え、男子水球が開幕。これで大会後半戦にスタートする競泳とハイダイビングを除くすべての競技がスタートしました。

シンクロ競技はこの日、ミックスデュエットのテクニカルルーティン決勝と、乾友紀子選手が出場するソロのフリールーティン予選が行われました。

ミックスデュエットに出場した足立夢実選手と安部篤史選手。「86点台を目標にしよう」と決めていたというふたりは、スタートから息の合った演技を見せます。予選でばらつきが見られたスピンもうまく同調させ、指導する花牟礼雅美ヘッドコーチは「彼らのベストパフォーマンス」と評価するほど。結果、目標を達成する86.2679を獲得して4位に入りました。

「最後に花牟礼ヘッドコーチと足立選手と3人で話し合いをしたときに、とにかくミスを恐れずにバリバリ泳ぐことをずっと頭に置いて泳ごう、と話をしました。それを目標にしてこの一本に懸けてきたので、その通りに泳げて良かったと思います」(安部選手)

「同調性もエレメンツも、得点を見る限り予選よりも精度が上がったと思います。テクニカルルーティンでは、予選で若干ばらつきがあったので、フリールーティンの予選では、一発目からしっかり良い演技をして、ジャッジに良い印象を与えたいと思います」(足立選手)

ソロのテクニカルルーティンでは惜しくもメダルを逃した乾選手。ライバルであるウクライナへのリベンジを果たすべく、フリールーティンの予選に臨みました。井村雅代ヘッドコーチが「物語がもっと最後に盛り上がるような構成に変えてハードになったと思いますが、彼女は泳ぎ切れる、という強い意志を持って実行できるまでの選手になりましたから、信頼を置いています」と、長く演じてきたテーマの“鳳凰伝説”をレベルアップさせ、乾選手は気迫で演じ切ります。得点は91.9667の4位で決勝に進みました。

「フリールーティンは技術的というよりも、自分のハートを意識して泳ぎました。まだまだ上げられるところはあると思うし、このルーティンを長く泳いできたので、今までやってきたことのすべてを決勝の演技に詰め込みたいと思います」(乾選手)

この日に開幕を迎えた、男子水球。日本の初戦は、前回のロシア・カザン大会では勝利を収めているロシアとの対戦です。
先制点をロシアに奪われ、さらに2点目もすぐに奪われてしまう苦しい展開からスタート。荒井陸選手が負けじと1点を返しますが、ロシアは高さを利用し、サイドからセンターフォワードにボールを集める作戦で得点を重ねていきます。それを止めようと、ディフェンスの要であるバックスの飯田純士選手が早々に3つのエクスクルージョンファウルを受けて永久退水してしまいます。
1対5でスタートした第2ピリオド。サイドにボールを入れさせないための修正をかけ、少しずつ日本がリズムを作り始め、志賀光明選手が先に得点を奪います。ですが、そう簡単にはロシアに傾いた流れを引き戻すことができず、3対8の5点ビハインドで後半へ。
その第3ピリオド、ラリーが始まって日本ペースかと思われたところで、もうひとりのバックスの高田充選手までもが永久退水となってしまいます。
そうなると、攻撃に回っていた選手までディフェンスに回らざるを得なくなり、最後までロシアペースでゲームが進み、8対15で日本はロシアに敗れました。

「ヨーロッパの強豪であるロシア、それとインターコンチネンタルグループのアメリカに勝つ、というのが大きな目標で、何とかベスト8を伺うような戦いをしたいと思っていました。若いスピードのある選手も加わりましたし、楽しみにしていたんですが、日本の勝ちパターンであるラリーを続けていく、という流れに持っていけませんでした。ですが、明後日にはアメリカ戦がありますから、それまでにしっかり準備をして臨みたいと思います」(大本洋嗣ヘッドコーチ)

大会5日目は、シンクロ競技のチームテクニカルルーティン決勝とデュエットフリールーティン予選が、飛込競技は女子高飛込の予選と準決勝、水球競技は女子がオランダと対戦します。OWS競技では、男子の10kmが行われます。

『世界のトップ』を目指し、一意専心の想いでトレーニングに励んできた選手たち。そのすべての力をぶつけて世界に挑む日本代表選手たちへのご声援、よろしくお願いします。

※写真1:目標の86点台に乗せる演技を見せた足立選手と安部選手
※写真2:乾選手は鳳凰伝説の集大成を決勝で演じる
※写真3:水球ロシア戦では永久退水2人と苦しい戦いを強いられた

リザルトはこちら
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大会公式HPはこちら
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