2017.09.15

【競泳・飛込】第72回国民体育大会水泳競技 競泳・飛込競技1日目

2017 笑顔つなぐえひめ国体 〜君は風 いしづちを駆け  瀬戸に舞え〜 の水泳競技の最後、競泳競技と飛込競技がスタートしました。

台風18号の影響で競泳も飛込も2日間にスケジュールを変更しての開催となりましたが、選手たちにとっては夏を締めくくる大会。

アクアパレットまつやま特設プールでの競泳競技では、そんななかでも初日から大会新記録が7個誕生しました。

ハンガリー・ブダペストでの世界水泳選手権、さらに世界ジュニア水泳選手権(アメリカ・インディアナポリス)と連戦が続いていた池江璃花子選手(東京)は、少年女子A100m自由形で予選から55秒23の大会新記録を樹立。決勝では、その記録をさらに上回る54秒10をマークして優勝を飾りました。

世界水泳選手権からユニバーシアード競技大会、さらに日本学生選手権と、こちらも連戦をこなしていた大橋悠依選手(滋賀)も、成年女子200m個人メドレー予選後のインタビューで「10秒台を目標に置きたい」と話していたとおり、2分10秒31の大会新記録を樹立して優勝。成年女子100m自由形も、55秒41で優勝。2位とは100分の4秒というタッチの差を制し、今大会2冠を果たしました。

同じ世界水泳選手権代表の中村克選手(東京)も、成年男子100m自由形を48秒64の大会新記録を樹立して優勝。少年女子A400m個人メドレーでは、世界ジュニア水泳選手権代表の小嶋美紅選手(大阪)が4分39秒33の大会記録を更新して優勝するなど、シニア、ジュニアともに日本代表を経験した選手たちが力を見せつけました。

また、アジアエージグループ選手権代表でもあった、平田美幸選手(愛媛)が地元の声援に後押しされ、少年女子B100mバタフライを1分00秒13で優勝。会場は大きな歓声に包まれ、大会を大いに盛り上げてくれました。


飛込競技は、高知県立春野総合運動公園水泳場で行われ、こちらも代表選手が活躍。
成年男子3m飛板飛込では、3本目までは須山晴貴選手(島根)にリードを許していましたが、4本目に須山選手がミスダイブをした隙に、205Bできっちりと70点台をマークした坂井丞選手(神奈川)がトップを奪い、そのままラストまで危なげなく演じきりました。結果、455.25で昨年に続いて優勝を果たします。須山選手は4本目のミスはありましたが、その後は307Cで80点台をマークするなどの演技を見せ、430.70で2位に入りました。寺内健選手(兵庫)は大きなミスはありませんでしたが、大きく得点を伸ばすこともできず、421.35の3位となりました。

成年女子高飛込は、榎本遼香選手(栃木)と金戸華選手(東京)のユニバーシアード競技大会代表同士の争いとなりますが、榎本選手が終始金戸選手を上回る演技を見せ、291.35で優勝を果たします。

少年男子3m飛板飛込は、インターハイ、全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季大会も同種目を制してきた伊藤洸輝選手(神奈川)が、407.15で一度もトップを譲ることなく優勝。少年女子高飛込では、地元高知県の宮本葉月選手が、同種目のライバルでもあり世界水泳選手権代表でもある荒井祭里選手(兵庫)を抑えて289.60で優勝を果たしました。

県の代表としての誇りを持って戦う選手たちへのご声援、よろしくお願いします。

※写真1:愛媛県選手団の今城拓海選手と平田美幸選手の選手宣誓で競泳競技がスタート
※写真2:池江選手は100m自由形でしっかりと力を見せつける優勝
※写真3:100mバタフライで優勝して笑顔の平田選手

競泳競技のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2017/S70703/index.htm

飛込競技のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/diving/2017/07/jp/index.html