2018.08.11

【競泳】第13回パンパシフィック水泳選手権 3日目

連日辰巳国際水泳場が満員のなか行われている、第13回パンパシフィック水泳選手権。後半戦となる3日目が終了しました。

最も会場がわいたのは、女子100mバタフライ。予選で56秒90の大会新記録を樹立してトップ通過を果たした池江璃花子選手と相馬あい選手のふたりが決勝に進出。
その池江選手は「落ち着いて自分のレースをしようと心がけた」と、前半から積極的に攻めて、世界記録を上回る25秒89で50mを折り返します。
わき起こる大歓声のなか、池江選手は最後までトップを守りきってフィニッシュ。56秒08の大会新記録、日本新記録、そして日本高校新記録を樹立して優勝。国際大会初の金メダルを獲得しました。
相馬選手も池江選手につられるようにして前半から積極的に攻め、58秒87の7位入賞を果たしました。

「表彰台のいちばん上で表彰されて、本当にうれしかったです。国際大会ではじめての金メダルですし、自己ベストも出せたので自信にもなりますし、また今後も楽しみになりました」(池江選手)

池江選手の金メダルの興奮冷めやらぬなか行われた、女子200m個人メドレー決勝。400mとの2冠を目指す大橋悠依選手と、予選で大会新記録をマークした寺村美穂選手が金メダル争いを繰り広げます。
結果、背泳ぎで抜け出した大橋選手がそのまま逃げ切り、2分08秒16の大会新記録をマークして優勝。見事に400mとの2冠を達成しました。
寺村選手も予選同様のバタフライから攻めるレースを展開。最後の自由形の苦しいところも「大歓声に後押しされて踏ん張れた」と、2分09秒86で銅メダルに輝きました。

「400mよりもタイムも良かったですし、良いレースができました。素直に2冠できたことがうれしいです」(大橋選手)

大会3日目の最後の種目であった、男子4×100mリレー決勝。第1泳者の中村克選手が48秒52、第2泳者の塩浦慎理選手が48秒19で3番手をキープ。第3泳者の松元克央選手が47秒61の好タイムで泳ぎ、なんとトップに躍り出ます。そのリードを何とか守りきりたい溝畑樹蘭選手は、48秒22で泳ぎ切ってフィニッシュ。トータル3分12秒54の日本新記録で速報は4位。
しかし、1位のアメリカが泳者順番間違いで失格。その結果、繰り上がりで日本チームが銅メダルを獲得しました。

萩野公介選手と瀬戸大也選手が決勝に進んだ男子200m個人メドレー決勝。萩野選手がバタフライ、背泳ぎで抜け出してレースを引っ張る展開に。ラスト自由形も粘りを見せて、1分56秒66で銅メダルを獲得。瀬戸選手は1分57秒36の4位入賞となりました。

毎日金メダリストが誕生する今大会も、いよいよ最終日を迎えます。海外のトップスイマーを相手に力の限り泳ぐ日本代表チームに、引き続き応援をよろしくお願いします。

※写真1:国際大会初の金メダルに笑顔の池江選手
※写真2:大橋選手は200mと400m個人メドレーで2冠
※写真3:男子4×100mリレーは繰り上がりで銅メダルを獲得

リザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/en/2018/S80701/eng_index.htm

大会公式HPはこちら
https://panpacs2018.com/jp/