2018.09.16

池江が大会新記録を樹立 飛込は2種目で逆転劇 <第73回国民体育大会水泳競技 6日目>

<第73回国民体育大会水泳競技>
[競泳]2日目(福井県・敦賀市総合運動公園プール)
2日目を迎えた、敦賀市総合運動公園プールで行われている第73回国民体育大会水泳競技の競泳競技。この日は待望の新記録が2つ誕生した。

注目の少年A女子100m自由形は、アジア競技大会MVPの池江璃花子(東京都)が前半から周囲に身体ひとつの差をつけて折り返し、後半はさらに引き離すようにしてフィニッシュ。53秒46の大会新記録で1位となった。2位には同学年の今井月(愛知県)が55秒11で入り、アジア競技大会4×100mリレーメンバーでもある、背泳ぎを専門とする酒井夏海(埼玉県)が55秒30で3位に入った。

少年B男子4×100mメドレーリレーは、背泳ぎとバタフライの2冠を果たした栁川大樹に小泉龍馬、小方颯、石田虎流の神奈川県の4人が2位以下に3秒以上の差をつけ、3分45秒19の大会新記録で勝利した。

また、成年女子100m背泳ぎでは、諸貫瑛美(埼玉県)が1分00秒09でこの種目3連覇を達成。2日目の最終種目となった成人男子4×50mリレーでは、アジア競技大会代表の松元克央(千葉県)の猛然な追い上げにより、千葉県が東京都と1分30秒15の同タイムで優勝を分けあった。

[飛込]2日目(石川県・金沢プール)
飛込競技の2日目は、少年女子3m飛板飛込、少年男子高飛込、そして成年男子3m飛板飛込の3種目が行われた。

少年女子3m飛板飛込は、宮本葉月(高知県)と三上紗也可(鳥取県)のアジア競技大会代表のふたりが接戦を演じた。
好スタートを切ったのは、宮本。4本目まで安定した演技で得点を積み重ねていく。一方で三上は1本目で宮本と9ポイントあった差をじりじりと詰めていき、4本目を終えた時点で0.50ポイントまで詰めた。
勝負の5本目、最終演技者であった三上が5152Bで67.50を獲得し、最後の最後で宮本を逆転。326.20で三上が1位を獲得し、宮本は313.20で惜しくも2位という結果となった。

少年男子高飛込では、3本目の5253Bで80.00ポイントを獲得して勢いに乗った西田玲雄(大阪府)が4本目で73.60、5本目は73.50、そして6本目の6245Dでは90.00の高得点をマーク。合計445.95で1位を獲得し、昨日の雪辱を果たしてこの種目3連覇を果たした。細かなミスが続いてしまった中秀太郎(石川県)は398.10で2位。3位には金子舜汰(東京都)が332.80で入った。

成年男子3m飛板飛込も、少年女子と同じようにアジア競技大会代表組の坂井丞(神奈川県)と寺内健(兵庫県)のふたりがレベルの高い演技を披露。
1本目からトップを走る坂井に対して、寺内は3番手スタート。だが、徐々に調子を上げていった寺内は、5本目の5154Bで坂井を逆転。そのまま逃げ切るかと思われたが、6本目の107Bで9点台の演技を見せた坂井が再度逆転。合計437.25でこの種目3連覇を成し遂げた。寺内は433.30の2位、3位には千歩純一(石川県)が399.05で入った。

※写真1:大会新記録で100m自由形を制した池江
※写真2:成年男子3m飛板飛込は接戦の末、坂井が3連覇
※写真3:三上は少年女子3m飛板飛込で逆転優勝を果たした

競泳競技のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2018/S70703/index.htm

飛込競技のリザルトはこちら
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