2019.04.04

松元が200m自由形で派遣標準記録を突破して2連覇 <第95回日本選手権水泳競技大会 競泳競技>

[競泳]3日目(東京・辰巳)
夏の世界水泳選手権、そしてユニバーシアード競技大会の代表権を懸けた争いも熾烈を極る、第95回日本選手権水泳競技大会 競泳競技(JAPAN SWIM 2019)。大会3日目を終えて、徐々に代表選手の内定が決まり始めている。

男子200m自由形で、100mからじりじりと他を引き離して力を見せつけたのは松元克央(セントラルスポーツ)。自己ベストを更新する、1分45秒63で2連覇を成し遂げた。

「全力で最後まで泳ぎ切れました。日本のトップになったとしても、やっぱり世界と戦えないと悔しいので、追いかける立場としてこれからも頑張ります」(松元)

女子1500m自由形では、スタートから一気に飛び出して、終始そのリードを守りきった小堀倭加(セントラル戸塚/日本大学)が、16分11秒00の自己ベストをマーク。この種目初優勝を飾った。

「前半からいっても、後半は粘れるように頑張りました。前半の800mもベストラップでしたし、勇気を持って攻めることができました」(小堀)

この日最後の決勝種目だった女子100m平泳ぎは、最後の最後まで誰が勝つか分からないほどの大接戦。そんな展開のこの種目を制したのは、関口美咲(木下グループ)。1分07秒70で、2位の鈴木聡美(ミキハウス)との差は100分の5秒というタッチ差の勝利だった。

「最後は気持ちの勝負だと思っていました。周りを気にせず自分のペースで泳ごうと心がけていたことが、きちんと最後までできました」(関口)

このほか、男子50m平泳ぎは小関也朱篤(ミキハウス)が27秒01で、女子100m背泳ぎは59秒98で酒井夏海(スウィン美園/武南高校)が制し、男子100m背泳ぎは入江陵介(イトマン東進)が53秒53で優勝を果たす。女子200m自由形は、前半から積極的に攻めた白井璃緒(東洋大学/JSS宝塚)が1分57秒16の自己ベストで初優勝を飾った。

日本代表権を懸けた戦いも、いよいよ後半戦となる4日目を迎える。

※写真1:200m自由形で派遣標準記録を突破して2連覇した松元
※写真2:小堀は1500m自由形で積極的に攻めつつ後半も粘りを見せた
※写真3:100m平泳ぎで初優勝を飾った関口

リザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2019/S70701/index.htm