2019.07.20

ASのミックスデュエットでふたつ目の銅メダル獲得 女子水球は順位決定戦で初勝利を挙げる <FINA世界選手権2019 in 光州>

[AS]最終日
9日間に渡って行われたアーティスティックスイミング競技も最終日。ミックスデュエットのフリールーティン、フリーコンビネーションの2種目の決勝が行われた。

テクニカルルーティンで銅メダルを獲得しているミックスデュエット。安部篤史、足立夢実のふたりは「フリールーティンでもメダルを獲らないと、真のメダリストではない」という思いで決勝に臨む。
その演技テーマは“Tarzan & Jane Jungle”。安部、足立のふたりがまるでジャングルの王者のような風格を表現しつつ、観客をジャングルの世界に引き込んでいく。最後まで勢いを落とさずに泳ぎ切ったふたりは、90.4000というスコアを見た瞬間、ホッとしたような、それでいて泳ぎ切ったという満足感を漂わせる笑顔を見せた。結果、テクニカルルーティンに続いて銅メダルを獲得した。

「ずっと目標にしてきた90点台でしたが、なかなか出すことができませんでした。でも今回、90点台をもらえる演技をすることができたんだと、うれしい気持ちになりました。今まで支えてくれた人たちへの恩返しもできた世界選手権でした」(安部)

「予選の手応えから決勝では90点は出せると思っていましたが、考えてた以上の点数をもらえてうれしいです。自分にとっては、テクニカルルーティンでもフリールーティンでもメダルが獲れて、本当にこれ以上ない最高の試合になったと思います」(足立)

「90点台に乗せる、ということを3人でずっと目標にやってきました。それは夢に近いものでしたから、それが実現できて大変うれしいですし良かったな、と本当に思います。ふたりは良く泳いでくれました。私にとっては100点満点です」(花牟礼雅美コーチ)

アーティスティックスイミング競技を締めくくるのは、チーム、トリオ、デュエット、ソロを織り交ぜた演技を行うフリーコンビネーション。

日本は“Mermaid”をテーマに、観客を、ジャッジを海の世界に誘っていく。泳ぐ楽しさ、踊る楽しさを精一杯、身体全体を使って4分間表現しきった選手たち。結果は93.2333の4位入賞と、メダルに惜しくも届かなかったが、選手たちは最後まで全力で戦いきった。

「チームで乱れてしまった隊列を小さくまとめることと、手足のエクステンションを強くするということを意識して臨みました。チーム全体で悔しい思いをしたことで、またさらに上を目指して行けるチームになると思っています」(乾)

[水球]7日目
13〜16位決定戦に進むことになった女子水球の初戦は、キューバ。

試合開始からすぐ、鈴木琴莉のペナルティファウルから1点を先制され、さらに追加点を奪われてしまう。だが、野呂美咲季の同点ゴールから波に乗った日本は、有馬優美が3得点を挙げて第1クオーターを3対6の3点リードで終える。

第2クオーターに入っても日本の勢いは止まらず、まるで予選リーグの鬱憤を晴らすかのように得点を積み重ねていく。後半、第3、第4クオーターに入っても、順調に追加点を挙げていった日本は、最終的に9対21の大差をつけて、今大会初勝利を挙げた。

この日の結果から、日本は南アフリカと13〜14位決定戦を戦うこととなった。

※写真1:今大会ふたつ目の銅メダルを獲得したミックスデュエット
※写真2:女子水球は今大会初勝利を挙げて、13、14位決定戦へ
※写真3:フリーコンビネーションはウクライナに一歩及ばずの4位入賞

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